【湿度戻りがひどい】RIAIR YHA-S22Rを1年使ってみた感想。

家電

どうもこんにちは塚本です。

ヤマダ電機のオリジナルエアコン、RIAIR YHA-S22Rを1年以上使っています。

我が家には同じ機種が2台あり、6畳の寝室と仕事部屋にそれぞれ設置しています。

先に評価を書いてしまうと、

仕事部屋ならかなりおすすめ。寝室にはおすすめしません。

安い割によく冷えるし、暖房も強い。消費電力も少なく、上下左右の風向も自動です。

エアコンとしての基本性能にはかなり満足しています。

ただ、寝室で使っている方だけは買い替えを考えています。

理由は梅雨や雨の日の湿度戻り

SwitchBotで約1年間、寝室の温湿度を記録していたのでデータを全部取り出してみたところ、ひどい夜には湿度97%まで上がっていました。

今回は感想だけでなく、実測データを使ってYHA-S22Rがどんな部屋に向いているのかを書いてみます。

結論から。YHA-S22Rはこんな人には向いている

僕なら、

書斎・仕事部屋・日中使う個室なら買う。
寝室用には買わない。

という判断です。

良いところはかなりあります。

  • 本体が安い
  • 6畳なら冷房能力は十分
  • 暖房もしっかり効く
  • 上下左右の風向が自動
  • 実使用でも消費電力量が少ない

一方で、梅雨のような「それほど暑くないのに湿気が多い日」が苦手です。

真夏の猛暑日はむしろ快適。

ここがこのエアコンを選ぶうえで一番重要なところだと思います。

まず、冷房能力にはまったく不満がない

そもそもこのエアコンを買った理由は、かなり単純です。

安かったから。

購入当時は、6畳用なんだから普通に冷えればいいだろうくらいに思っていました。

実際に使ってみると、

「これ、普通にめちゃくちゃ冷えるな」

というのが最初の印象でした。

6畳で使うぶんには冷房能力で困ったことはありません。

むしろ設定温度までかなり早く到達します。

暖房も十分。

価格を考えると、この基本性能はかなり優秀だと思います。

さらに上下だけではなく左右のルーバーも自動で動きます。

安いスタンダードモデルとして考えれば、装備にもあまり不満はありません。

問題は「冷えた後」に起きる

寝室で違和感を持つようになったのは、梅雨や雨の日でした。

ちゃんと冷えている。

なのに、なんかジメジメする。

SwitchBotを見ると湿度70%。

しばらくすると80%。

その後また下がり、しばらくするとまた上がる。

温湿度グラフを見ると、湿度がギザギザしています。

設定温度を変えても同じ傾向があります。

真夏にはそこまで気にならないのに、雨の日になると急に不快になる。

この理由を確認したくて、SwitchBotから約1年分のデータをCSVで取り出しました。

温湿度データは約36万件。

基本的に約1分間隔です。

梅雨の夜、一晩の平均湿度81.8%

特にひどかった夜がこちらです。

22時から翌朝8時まで。

10時間の記録は、

  • 平均室温:21.4℃
  • 平均湿度:81.8%
  • 最大湿度:97%
  • 70%以上:580分
  • 80%以上:306分
  • 90%以上:147分

でした。

10時間のうち、9時間40分が湿度70%以上です。

さらに約2時間半は90%以上。

これだけ見ると、

「そもそもエアコンが効いていなかったのでは?」

と思うかもしれません。

ところが平均室温は21.4℃。

めちゃくちゃ冷えています。

つまり、

冷房能力が足りないのではなく、部屋は冷えているのに湿度が高い。

これが僕がYHA-S22Rを寝室用としておすすめしない最大の理由です。

「冷えたから相対湿度が上がっただけ」でもなかった

相対湿度は温度によって変わります。

なので最初は、

「冷房で室温を下げたから、湿度が高く表示されているだけでは?」

とも思いました。

ところが絶対湿度を見ると、そう単純でもありませんでした。

湿度が跳ね上がるところでは、絶対湿度もかなり動いています。

ある時間帯では20分ほどで、

  • 室温:約20℃ → 約25℃
  • 相対湿度:70%台 → 90%台
  • 絶対湿度:約12〜13g/m³ → 20g/m³超

まで上昇しています。

室温が上がっているのに、相対湿度まで一緒に上がっています。

つまり、単純に「部屋が冷えたことでRHだけ高く見えた」という現象ではありません。

SwitchBotで見ていた、

冷房中なのに突然湿気が戻ってくる感じ

が数字にも出ていました。

たまたま1日だけではない

一晩だけなら、部屋の条件が特殊だった可能性もあります。

そこで長期データも見てみました。

22時から翌8時までを一晩として、十分なデータが残っている256夜を集計しています。

結果は、

  • 最大湿度70%以上:122夜
  • 最大湿度80%以上:35夜
  • 最大湿度90%以上:3夜

でした。

約半分の夜で、一度は70%を超えています。

ただし、この数字だけ見て

「このエアコンは一年中湿度が高い」

と考えるのも違います。

グラフを見ると、かなり季節差があります。

特にひどいのは梅雨。真夏はむしろ快適

ここが今回データを見て一番面白かったところです。

6月、7月、8月を比較してみます。

夜間の平均湿度は、

  • 6月:69.5%
  • 7月:59.9%
  • 8月:58.9%

最大湿度は、

  • 6月:97%
  • 7月:87%
  • 8月:77%

でした。

さらに6月は、30夜中28夜で一度は70%を超えています。

しかも「一瞬超えた」だけではありません。

6月は一晩あたり平均で約345分、つまり5時間45分も湿度70%以上でした。

中央値でも373分。

一方、

7月は平均約38分。

8月になると平均約9分です。

はっきり差が出ました。

そして、これは実際に使っている感覚とも合っています。

真夏

外が猛烈に暑い。

エアコンがしっかり冷房する。

よく冷えるし、湿度もそこそこ安定する。

梅雨・雨の日

そこまで暑くない。

6畳なので室温がすぐ下がる。

でも湿気は多い。

湿度が上下する。

YHA-S22Rの弱点が出やすいのは、後者だと思います。

なので、

「冷房能力が弱いエアコン」ではありません。

むしろよく冷えるからこそ、低負荷時の湿度制御が寝室では気になります。

寝室だと困る理由

昼間に数時間使う仕事部屋なら、僕はそこまで気になりません。

実際、仕事部屋にも同じYHA-S22Rを設置していますが、こちらはかなり満足しています。

でも寝室は違います。

8時間くらい連続で過ごします。

湿度70〜80%が何時間も続くと、単純に寝苦しいです。

室温は22℃くらいなのに空気はジメッとしている。

そして寝室の場合は、布団やマットレスなどの寝具もあります。

僕が気になっているのはここです。

「ちょっと湿度が高いけど、涼しいからいいか」

では済ませにくい。

だから同じ機種でも、

仕事部屋では高評価、寝室では低評価

になりました。

除湿運転を使えば解決する?

YHA-S22Rにも除湿運転はあります。

湿度が気になるなら除湿にすればいい。

確かにそうなのですが、今度は室温がどんどん下がります。

そもそも困っている状況が、

室温はもう十分低いのに湿度だけ高い

だからです。

ここからさらに冷やしたいわけではありません。

別途除湿機を使えば当然湿度は下げられます。

でも、寝室にエアコンを設置する段階で、

「梅雨は別途除湿機を併用してください」

となるなら、僕なら最初から湿度制御の強いエアコンを選びます。

電気代についてはかなり優秀

湿度の話ばかりになりましたが、YHA-S22Rの良いところもあります。

特に消費電力。

我が家では各部屋のエアコンにSwitchBotプラグを取り付けています。

夏の実測値はこうなりました。

寝室 RIAIR YHA-S22R

  • 6月:65.7kWh
  • 7月:111.2kWh
  • 8月:90.4kWh

仕事部屋 RIAIR YHA-S22R

  • 6月:10.5kWh
  • 7月:41.5kWh
  • 8月:28.7kWh

リビングの別メーカーエアコン

  • 6月:116.3kWh
  • 7月:193.3kWh
  • 8月:141.6kWh

もちろん部屋の広さや日射、使っている時間が違うので、この数字だけで機種の省エネ性能を比較することはできません。

それでも、1年以上SwitchBotで見てきた印象としては、

YHA-S22Rはよく効く割に電気を食わない

です。

ここはかなり気に入っています。

仕事部屋の方を買い替えたいとはまったく思いません。

こんな用途ならおすすめできる

YHA-S22Rを検討している人に僕が伝えるなら、用途で分けます。

おすすめ

書斎・仕事部屋

かなり向いていると思います。

本体が安く、冷暖房能力も十分。

短時間で室温を変えたい部屋との相性がいいです。

子ども部屋や客間など、常時使わない個室

これも価格優先なら候補になります。

とにかく安い6畳用エアコンが欲しい

冷暖房能力そのものには不満がありません。

あまりおすすめしない

梅雨の湿度が高い地域・部屋の寝室

僕なら避けます。

エアコン1台だけで温度と湿度の両方を安定させたい寝室

これも別機種を探します。

特に雨の日の寝苦しさが苦手な人は、エアコン選びで「よく冷えるか」だけを見ない方がいいです。

SwitchBotを使う人はもうひとつ注意

細かいところですが、SwitchBotのエアコンリモコン設定では、我が家のYHA-S22Rはプリセットでうまく操作できませんでした。

そのためリモコンの赤外線を手動学習しています。

一度登録すれば使えるので致命的ではありません。

ただ、SwitchBotでエアコンを自動化する予定の人は少し手間がかかります。

まとめ。安いエアコンとしては優秀。でも寝室では湿度も見た方がいい

RIAIR YHA-S22Rを1年以上使いました。

僕の評価は、

エアコンとしてのコスパは高い。
でも寝室用としてはおすすめしない。

です。

6畳ならよく冷える。

暖房も効く。

消費電力も少ない。

価格を考えるとかなり優秀です。

だからこそ、仕事部屋に付けている同じ機種には満足しています。

問題は、梅雨や雨の日。

実測では最大97%。

ひどい夜は10時間中9時間40分が湿度70%以上でした。

一方で7〜8月の真夏になると大幅に改善します。

つまりこのエアコン、

「暑い部屋を冷やす」のは得意。
「それほど暑くないけど湿気が多い部屋を快適に保つ」のは苦手。

そんな印象です。

書斎なら、僕は普通におすすめします。

でもこれから寝室用として買うなら、同じ価格帯でも湿度制御まで含めて別の機種と比較してから決めることをおすすめします。

僕が次に寝室用のエアコンを買うときも、冷房能力や電気代だけではなく、梅雨時の除湿性能をかなり重視すると思います。

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